生活保護で支給されたお金で借金を支払うことは可能?

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生活保護で支給されたお金で借金を支払うことは可能?

生活保護申請に至る過程として、多額の借金を抱えてしまい、悪循環から経済的破綻状態から心身の健康状態を害してしまう展開が多々見られます。

 

一時凌ぎのつもりのキャッシングサービスの利用が結果、利息を含めた借金総額を膨らませてしまい、延滞状態が続く、もしくは返済不能状態に陥った状態からの放置というパターンです。

 

あるいは現在仕事を持っていながらも、借金返済に収入の大半を充当せざるを得ない自転車操業状態から、生活保護の支給を切望する展開もまた、潜在的に後を絶たない事例の1つに他なりません。

 

こうした状況下に置かれた場合、生活保護で支給されたお金での借金返済が頭に浮かびますが、果たしてこれは可能な行為なのか、更には都市伝説的に囁かれる「仕事を持っていれば生活保護は受けられない」は本当なのかなど、多くの疑問が尽きません。

 

ここでは以下、生活保護が支給されるに際してクリアすべき諸条件に、そして生活保護で支給されたお金と借金返済に関する正しい知識、そして生活保護受給者の債務整理に際しての注意点など、支給される生活保護費と債務との関係性に焦点を合わせ、みなさんと一緒に検証作業を進めてみたいと思います。

 

生活保護を受給できる人の条件

私達国民が納付した税金が用いられる生活保護支給に際しては、当然定められた諸条件をクリアせねばならず、ただ漠然と「毎月の生活費が足りない」「食べて行くのが苦しい」といった理由では給付どころか、申請段階で受理されずとも文句は言えません。

 

何より生活保護を受けるに際しては、他に活用が可能なあらゆる手段を講じ、それでも労働収入だけでは最低限の生活を営むのが困難であると認定されねばならず、以下の3つの条件に全て該当して初めて支給対象となります。

 

まずは最低限の生活を営み続ける収入が自力確保出来ない状態である事が挙げられます。

 

次に現金化が見込まれる不動産や動産、預貯金が無く、第三者からの借入以外に現金調達手段が見当たらぬ状態である、更には身内や親族からの援助が一切仰げぬ状態で、文字通り四面楚歌状態であれば、生活保護支給対象となります。

 

非常にドライな印象が否めぬかと思われますが、貸付すなわち返済の必要が無い「支給」である以上、このハードルは決して無慈悲な判断基準ではありません。

 

ちなみに生活保護の支給に際しては、以下に列記するいずれも「誤った知識と情報」が飛び交っていますが、この機会に全ては「間違い」である事を確認いただければ幸いです。

 

「仕事を持っている人は全て対象外」「受給者は車の所有や運転は一切禁止」「借金を抱えていては申請出来ない」「支給額を借金返済に充当可能」「生活保護費の差し押さえが施行される事がある」「受給期間中の借金は一切禁止」など、いずれも誤解釈です。

 

こうした誤った情報を鵜呑みから、生活保護受給資格を持ちつつ申請を諦めてしまう、あるいは受給時に知らずに誤った行動に及んでしまっては、自らの自力更生に有効な生活保護制度を正しく活かす事が出来ません。

 

ちなみに各々を簡潔に補足すると、生活保護は労働収入の不足分を補う目的でも給付され、働いているからと受給の妨げになる事はありません。また健康上の理由や家族の介護など、必要であれば自動車の利用が全面的に制限される事もありません。

 

また借金を抱えた状態での申請も問題ありませんが、受給開始が確定次第、自己破産による債務整理をケースワーカ―から勧められるのが一般的です。また生活保護費自体をダイレクトに差し押さえられる事は無く、福祉事務所に申請から承認されれば、受給期間中の新たな借入も可能です。

 

そして最も注意すべきポイントとして、生活保護支給額を借金返済に充当は「できない」と捉えておく姿勢が見過ごせません。これらの正しい基礎知識から、自身が果たして生活保護受給資格者であるか否かを、的確に判断から、自身の現時点での立ち位置をしっかりと理解しておかねばなりません。

 

仕事をしていても生活保護を受けられるケース

働く意思は十分有しているにも関わらず、思うように職に就く事が叶わない、あるいは怪我や病気が理由で仕事が出来ないなど、労働収入を自力で得る事が出来ない方々は、生活保護制度を活用から、最低限の日常生活を営む上で必要な金額の支給を受けられます。

 

そしてこの事実が歪曲した形でクローズアップされ流布してしまった結果、たとえば「生活保護を受け続けたいから仕事してはいけないんだ」的な誤った発言から、自ら積極的に社会復帰しようとしない受給者を、水面下で増やし続けている一因と推察されます。

 

仕事を持ち一生懸命働いた結果、それでも厚生労働大臣が認めるところの、最低限の生活に窮してしまうケースは現実として多々見られる事象であり、不足額に関しては生活保護支給対象となります。

 

ちなみに支給額の概算方法を補足しますと、先述の最低基準額から年金あるいは児童扶養手当などを調整し、更に労働収入の月額を差し引いた差額が支給対象額となります。また収入を得ている場合は基礎控除額が.保護費支給額に加算されます。

 

当然支給に際しては所定の審査をクリアせねばならず、労働可能な健康状態や環境であるにも関わらず、労働意欲を見せず生活保護に依存する姿勢の人達に支給される事はありません。先述の「仕事があれば支給されない」は大間違いの解釈で、むしろ労働意欲を有していても結果として働けぬ人達を救済する、これも生活保護の重要な骨子の1つです。

 

また預貯金を有していると生活保護支給対象外なる関連知識が耳に飛び込む事もありますが、こちらに関しても子供の進学などの教育費、生活に必要な家電などの買い替え費用への充当を目的とする場合、特に審査上マイナスになる事は無く、むしろ必要最低限の生活を営む上で必要な蓄えとして問題はありません。

 

但し必要と算定される金額を大きく超える金額がプールされている場合、生活費への転用が可能な状況と判断され、支給判定や金額に影響が否めず注意が求められます。

 

生活保護のお金で借金を返済すること可能?

受給された生活保護費の実際の用途に関しては、特に借金の返済を禁止する規定や条文が制定されている訳では無く、突き詰めれば受給者の常識と姿勢に委ねられる部分が少なくありません。

 

それでも結論として「受給されたお金での借金返済はできない」と捉えておかねばなりません。

 

その最たる理由として、生活保護法第3条に明記されている、最低生活に関する一文が挙げられます。

 

この条文が示す内容に対し、生活保護支給金を借金返済に充当する行為は「真逆」に他ならず、何より生活保護制度の主旨そのものに大きく反する事となります。

 

仮にクレジットカード決済した遊興費や趣味嗜好品の代金の支払いに窮し、生活保護目的で支給されたお金をそのまま決済に充当する行為、これは「必要最低限の生活に必要なお金の補填」ではありません。

 

ブランド品などコレクション性の高い商品の購入代金への充当は、個人の動産すなわち財産を殖やす目的に、私達の血税すなわち国の税金が用いられる状況であり、納税者として見過ごす訳には行かぬ行為です。

 

支払に窮してしまった住宅ローンへの充当を「最低の生活を営む上で必要な家屋の維持目的」と解釈するのも1つの捉え方ですが、大きな私財である不動産を所有せずとも、賃貸住宅暮らしでも日常生活に支障を覚える事は基本ありません。

 

こちらも個人の財産確保目的での税金の投入と解釈するのが、生活保護制度を検証するに際しての正しい判断です。

 

ちなみに生活保護費を借金返済に充当から支払う行為に対する、直接的な罰則は規定されていませんが、借入額は収入として選定され、保護費支給額に直接影響します

 

たとえば得最低生活費が15万円と算定され、12万円の借金を新たに起こした場合、支給額は差額の3万円となります。労働収入ゼロの場合、この3万円で日常生活を営みつつ、借入額の元金プラス所定の利息の返済義務を負う事となり、メリットが一切見当たらぬのみならず、自らを窮地に誘うばかりです。

 

尚、必ずしも強制施行される訳ではありませんが、生活保護費の借金返済への充当は認められたいとの概念に基づき、申請から支給が確定した段階でケースワーカーから自己破産による債務整理を勧められるのが一般的です。

 

自己破産により借金をゼロにすると同時に、生活保護支給条件である最低限の生活上不要な贅沢品などの私財を無くし、国税が私利私欲あるいは既に保有する財産確保目的に転用されない為の債務整理と捉えられます。生活保護受給の開始に際しては、一旦それまで引き摺っていた債務の整理が必要だと理解しておきましょう。

 

生活保護費が差し押さえされる可能性

受給された生活保護費の実際の用途に関しては、特に借金の返済を禁止する規定や条文が制定されている訳では無く、突き詰めれば受給者の常識と姿勢に委ねられる部分が少なくありません。

 

それでも結論として「受給されたお金での借金返済はできない」と捉えておかねばなりません。その最たる理由として、生活保護法第3条に明記されている、最低生活に関する一文が挙げられます。この条文が示す内容に対し、生活保護支給金を借金返済に充当する行為は「真逆」に他ならず、何より生活保護制度の主旨そのものに大きく反する事となります。

 

仮にクレジットカード決済した遊興費や趣味嗜好品の代金の支払いに窮し、生活保護目的で支給されたお金をそのまま決済に充当する行為、これは「必要最低限の生活に必要なお金の補填」ではありません。

 

ブランド品などコレクション性の高い商品の購入代金への充当は、個人の動産すなわち財産を殖やす目的に、私達の血税すなわち国の税金が用いられる状況であり、納税者として見過ごす訳には行かぬ行為です。

 

支払に窮してしまった住宅ローンへの充当を「最低の生活を営む上で必要な家屋の維持目的」と解釈するのも1つの捉え方ですが、大きな私財である不動産を所有せずとも、賃貸住宅暮らしでも日常生活に支障を覚える事は基本ありません。こちらも個人の財産確保目的での税金の投入と解釈するのが、生活保護制度を検証するに際しての正しい判断です。

 

ちなみに生活保護費を借金返済に充当から支払う行為に対する、直接的な罰則は規定されていませんが、借入額は収入として選定され、保護費支給額に直接影響します。たとえば得最低生活費が15万円と算定され、12万円の借金を新たに起こした場合、支給額は差額の3万円となります。

 

労働収入ゼロの場合、この3万円で日常生活を営みつつ、借入額の元金プラス所定の利息の返済義務を負う事となり、メリットが一切見当たらぬのみならず、自らを窮地に誘うばかりです。

 

尚、必ずしも強制施行される訳ではありませんが、生活保護費の借金返済への充当は認められたいとの概念に基づき、申請から支給が確定した段階でケースワーカーから自己破産による債務整理を勧められるのが一般的です。

 

自己破産により借金をゼロにすると同時に、生活保護支給条件である最低限の生活上不要な贅沢品などの私財を無くし、国税が私利私欲あるいは既に保有する財産確保目的に転用されない為の債務整理と捉えられます。生活保護受給の開始に際しては、一旦それまで引き摺っていた債務の整理が必要だと理解しておきましょう。

 

生活保護受給者が債務整理するなら

生活保護受給者となった後も、返済延滞などを生じさせている借金問題を抱えたままの状態を放置した場合、保護金が振り込まれた金融機関口座を差し押さえられ、結果生活資金を引き出せぬ状況に陥ってしまうなど、さまざまなリスクが無視出来ません。

 

生活保護申請に際してはケースワーカーとの質疑応答などのフォローが欠かせませんが、この際に必ず勧められるのが、受給開始後の早急な債務整理へ着手です。一般的には自己破産で債務をゼロとしてしまう選択肢が視野に入りますが、自己破産だけは回避したいと考えられるのは債務者として当然の意識です。

 

ちなみに現在の債務整理は4種類に区別されており、各々にメリットとデメリットが確認されます。まずは昨今各メディアでも過払い金返還に絡めて採り上げられる「任意整理」が挙げられます。

 

安定継続した収入があり、債務の利息を除いた元金だけに金額を小さく出来れば、3年をメドに返済可能と判断出来る場合には、任意整理が選択肢として視野に入り、過払い金次第では借金が無くなる可能性もゼロではありません。

 

但し最終的に借金が残った場合、生活保護受給者が完済するのは現実問題不可能と言わざるを得ません。次に個人再生ですが、こちらは債務の元金が小さくなれば3年程度で返済可能と判断される場合の選択肢です。

 

但し借金をゼロには出来ず、裁判所へ複数回足を運ばねばならない、最終的に希望通りの結論に到達出来るとは限らないなど、こちらも生活保護受給者には不向きな債務問題解決策です。

 

また最近選択者の増加傾向が注目される特定調停ですが、車や住宅を手元に残す事が可能なメリット、裁判所の手続きを必要とするデメリットなど、こちらも生活保護受給とはマッチしない解決法です。

 

このように消去法を用いて検証すると、自己破産以外の3種類の債務整理はいずれも、生活保護受給者には不向きであるとの結論に達します。対して自己破産の場合、既に債務超過状態あるいは支払い不能状態に陥っている場合、手持ちの財産を全て処分する事で、負債額を一旦ゼロにリセットする事が叶う債務整理法であり、生活費受給が認められる方々に求められる条件と重なります。

 

更には不正受給と判断される顕著な行為の1つである、保護金を内緒で借金返済に充当する違反行為に及ぶ必要性とリスクを無くす事にも繋がります。

 

但し自己破産に際しては、その事実が官報に掲載される、すなわち破産者名簿に登録されてしまう、資格制限のある一部職種への就業が認められない、自己所有の家や車は手放さねばなならないなど、複数のデメリットが避けられません。

 

これをペナルティ―と解釈するのでは無く、大切な国税を生活費の一部として「支給していただくに際してのノルマ」と理解から、受給に際して守るべき規定の遵守が絶対条件となります。

 

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